Updated: 2026年4月1日
フィリピン人採用に必要なLTO書類3種
フィリピン人ドライバーを雇う会社が押さえるべき書類は3つ。License Certification・License History・No Apprehension Certificateの違いと、採用チェックリストを整理します。
採用で一番強い組み合わせは「License Certification+License History+No Apprehension+本人同意書」です。
- License Certification:免許が本物かどうかを証明(海外提出・雇用目的対応)
- License History:初回取得日・更新歴など過去の取引履歴を確認
- No Apprehension Certificate:発行時点で未処理の違反・アラームがないことを確認
- 海外提出が伴う場合はDFAアポスティーユを追加
LTO書類3種の違いと概要
1. License Certification(ライセンス証明書)
手数料:100ペソ / 標準処理時間:約2時間
免許の現在の内容(種別・有効期限・氏名等)を証明する書類です。海外提出や雇用目的にも対応しており、LTOのCitizen's Charterでも独立したサービスとして案内されています。
取得には本人同意が前提です。FOI(情報公開制度)では個人情報として非公開のため、本人または委任を受けた代理人がLTO窓口で申請します。
2. License History(ライセンス履歴)
手数料:100ペソ / 標準処理時間:約2時間(取引が多い場合は7営業日以上)
免許のtransaction history、つまり更新・変更・再発行などの取引履歴を記録した書類です。初回取得日の確認や、免許経歴の証明が必要な場面で使われます。
取引件数が多いと7営業日以上かかることがあります。採用の締切がある会社にとって、ここが最大のボトルネックです。余裕を持って手配することが重要です。
3. No Apprehension Certificate(無違反証明)
手数料:110ペソ / 標準処理時間:約45分(LTMSポータル経由)
発行時点でLTMSシステムに登録されているpending apprehension(未処理の違反)やalarm(アラーム)がないことを確認する書類です。
注意点として、これは完全な運転歴ではなく時点証明です。発行日以前の状態しか確認できません。雇用目的では、License Historyとセットで使うのが実務的です。
海外提出が絡む場合:DFAアポスティーユも確認を
日本での在留資格手続き・外免切替・雇用契約の提出先によっては、LTO書類にDFA(外務省)のアポスティーユ認証が必要になります。
LTOの証明書は海外用途を前提に設計されており、DFA eRegistryで真偽確認が可能です。アポスティーユをつけることで、日本の行政機関・免許センターへの提出形式に対応できます。
- 外免切替(日本の運転免許切替)で必要になるケースが多い
- 在留資格申請の添付書類として求められる場合がある
- DFA eRegistryで発行後の真偽確認が可能
- 取得後のDFAアポスティーユ処理に1〜2週間追加
会社側の最短採用チェックリスト
フィリピン人ドライバーを採用する際、まず揃えるべき書類のセットです。書類の種類・入手先・注意点をまとめました。
| 書類 | 取得先 | 用途・注意点 |
|---|---|---|
| パスポート写し | 本人 | 本人確認・在留資格確認 |
| フィリピン運転免許証写し | 本人 | 有効期限・種別の確認 |
| 本人同意書 | 本人作成 | LTO書類取得に必須。委任状も兼ねる |
| License Certification | LTO(代行可) | 免許の真正確認・海外提出対応 |
| License History | LTO(代行可) | 初回取得日・更新歴の確認。処理に時間がかかる場合あり |
| No Apprehension Certificate | LTO(代行可) | 発行時点での未処理違反確認。最短約45分 |
| DFAアポスティーユ(必要な場合) | DFA(代行可) | 海外提出・外免切替・在留資格手続きで必要 |
| NBI Clearance(犯罪歴確認) | NBI(別途) | LTO書類では犯罪歴は確認できない。必要に応じて追加 |
※ 採用目的でのLTO書類取得には本人同意が必要です。犯罪歴の確認はNBIまたはPNP Police Clearanceを別途ご利用ください。
採用担当者が特に注意すべきポイント
License Historyがボトルネックになりやすい
取引件数が多い場合、標準の2時間から7営業日以上に延びることがあります。採用の締切がある場合は真っ先に手配を。
No Apprehensionは「時点証明」
発行日以前の状態しか確認できません。完全な運転歴ではないため、License Historyとセットで使うのが実務的です。
会社が直接取得はできない
LTO書類は個人情報のため本人または委任代理人のみ取得可能。採用前に本人同意書・委任状の準備が必要です。
犯罪歴はLTOでは確認できない
LTO書類は運転免許の情報のみ。犯罪歴確認が必要な場合はNBI ClearanceやPNP Police Clearanceを別途取得してください。
日本でのLTO書類の主な利用シーン
日本では、フィリピン人材のLTO書類は主に以下の場面で使われます。
外免切替(外国免許切替)
フィリピン運転免許から日本の運転免許に切り替える際、LTO書類(Certification with ApostilleまたはLicense History)が必要です。都道府県ごとに要件が異なります。
運転職・物流・建設業での採用確認
社用車・業務車両を運転させる前提で採用する場合、LTO書類で「免許の真正確認」と「違反・アラームの有無」を確認します。
在留資格申請の補完書類
特定技能・技能実習などの在留資格申請で、添付書類として求められるケースがあります。
LTO書類の取得代行はこちら
License Certification・License History・No Apprehension CertificateとDFAアポスティーユを、日本語だけで代行取得できます。採用スケジュールを踏まえてまずご相談ください。
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FAQ
License Certificationは免許の現在の内容(種別・有効期限等)を証明する書類です。License Historyは更新・変更などの取引履歴を記録した書類で、初回取得日や経歴確認に使います。どちらも100ペソ・標準2時間ですが、License Historyは取引が多い場合7営業日以上かかります。
発行時点でLTMSシステムに登録されているpending apprehension(未処理違反)やalarmがないことを証明する書類です。完全な運転歴ではなく時点証明です。手数料110ペソ・約45分で取得できます。
採用で最も実務的な組み合わせは「License Certification+License History+No Apprehension+本人同意書」です。海外提出が伴う場合はDFAアポスティーユも追加してください。
いいえ。個人情報のため本人または委任を受けた代理人がLTOで取得する必要があります。取得には本人の同意と委任状が必要です。
License Certificationは通常2〜4週間、License Historyは取引が多いと7営業日以上かかります。DFAアポスティーユをつける場合はさらに1〜2週間追加されます。採用の締切を逆算して早めにご依頼ください。
できません。LTO書類は運転免許に関する情報のみです。犯罪歴の確認が必要な場合はNBI ClearanceまたはPNP Police Clearanceを別途取得してください。
※ 本サービスはIGRS Inc.が提供する民間代行サービスです。PSA・NBI・DFA等のフィリピン政府機関とは一切無関係です。